車内40度突破 乗客汗だく「残暑のストーブ列車」 津軽鉄道(青森県)

だるまストーブの前で汗だくになる乗客

 青森県五所川原市と中泊町を結ぶ津軽鉄道で3日、「残暑のストーブ列車体験」が行われた。乗客は赤々と燃えるだるまストーブの前で汗だくになりながら、一風変わった鉄道旅を楽しんだ。

 ユニークなツアーは、西北五地域の鉄道の魅力を誘客につなげようと、県が企画した。遠くは鳥取県など全国各地から14人が参加。かつて津鉄が行っていた「真夏のストーブ列車」以来、久々の暑い季節の運行となった。

 ストーブに石炭がくべられると、車内の温度は軽々と40度を突破し、たまらず隣の冷房車へ“避難”する人も。仙台市から参加した男性(57)は噴き出る汗を拭いつつ、「本当にサウナみたいですね」。

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