ジミー・バフェット、皮膚がんのため76歳で死去

現地時間2023年9月1日、ジミー・バフェットが米ニューヨーク州ロングアイランドのサグハーバーにある自宅で亡くなり、その後公式ウェブサイトが死因が皮膚がんだったことを明らかにした。享年76歳だった。

「マルガリータヴィル」などのヒット曲で知られるバフェットは、4年間メルケル細胞皮膚がんと闘っていた。米国立がん研究所とメイヨー・クリニックによると、この病気はまれなタイプの皮膚がんで、通常は日光にさらされた皮膚に痛みのないしこりとして現れ、すぐに体の他の部分に広がる傾向があるという。

声明によると、バフェットはがん治療を受けながらライブ活動を続けていた。最後のパフォーマンスは、7月2日にロードアイランド州ポーツマスで行われたマック・マカナリーのコンサートでの45分間のサプライズ・セットだった。

バフェットの訃報は、彼のウェブサイトとSNSアカウントで確認された。サイトによると、彼は”家族、友人、音楽、そして犬に囲まれていた”という。

“パロットヘッズ”と呼ばれる熱狂的なファンで有名なバフェットは、米ビルボード誌の元特派員でもあった。キャリアを通じて米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”に13曲(その内TOP40入りしたものが7曲、TOP10は1曲)、アルバム・チャート“Billboard 200”に40作がチャート入りした。

また、全米にマルガリータビルとランドシャーク・バー&グリルのレストランを次々と展開し、マルガリータビル・ブランドのテキーラ、靴、クルーズ、包装済み食品、アトランティックシティのカジノなどのライセンス契約も結び、10億ドル(約1460億円)規模の個人資産を築いた。

© 株式会社阪神コンテンツリンク