2023年9月7日(木)~10日(日)の4日間にわたり、宮島で最も古くからある寺院・宮島弥山大本山大聖院にて、毎年恒例の行事「宮島ローソクまつり 萬燈会」が開催されます。
萬燈会(まんとうえ)とは、供養物のひとつである燈明を灯して仏さまに献上する法要で、罪を懺悔し、四恩(三宝・国家・父母・衆生)、つまり人がこの世に生まれて受ける4種の恩に報いるために行われます。
燈明を仏に献上する功徳により、広大で世を照らし、闇を除き、智恵、福徳、涅槃を得るといわれています。
真言宗では、ここ大聖院を開基した弘法大師空海が823年に高野山で行ったのが始まりなのだとか。
「宮島ローソクまつり 萬燈会」期間中は、8~10日に法要と音楽の奉納コンサートが行われるほか、初日の7日には境内で三脚を立てての撮影ができる「特別夜間撮影拝観」(拝観料1,000円)が予定されています。写真好きの方はぜひカメラを持ってお参りしてみてください。
画像提供:宮島弥山 大本山 大聖院
「宮島ローソクまつり 萬燈会」の4日間、世界平和、コロナ禍終息、各地の災害復興などを願い、境内に燈明が奉納されます。
ローソクで彩られた境内を見るだけでももちろん楽しめますが、HPから祈願ローソク奉納を申し込むこともできます。1燈1,000円~と気軽に申し込めるので、この機会に参加してみてはいかがでしょうか。
世の中のさまざまな問題、身近にある問題を見つめ、ローソクを奉納して、優しく幻想的な灯りを眺めながら祈りを込めましょう。
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