通信障害でWi―Fi無料開放 携帯各社、災害時から拡大

 NTTドコモなど携帯電話大手各社は4日、大規模な通信障害が発生した際、通常の契約先に関係なくWi―Fiを無料開放する取り組みを始めたと発表した。大地震や台風などの災害時に無料開放する従来の仕組みを、通信障害時にも拡大する。

 無料開放するのは、ドコモのほかKDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、沖縄セルラー電話の計5社。通信障害が起きても、契約先の携帯会社に関係なくWi―Fiが使え、スマートフォンなどでのデータ通信が可能となる。

 対象エリア内でネットワーク名「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」に接続して使用する。ただ、緊急時の利便性を優先して通信が暗号化されない。

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