【DDT】入江茂弘がクリス・ブルックスを最後のKO-D無差別級王座前哨戦でエルボー葬!「そのベルトをもらって、世界中でベルトを見せびらかせてやる」

DDTプロレスが9月3日、神奈川・横浜技能会館で「DDT YOKOHAMA Unlimited EX」を開催した。同9日、東京・大田区総合体育館でのビッグマッチで、KO-D無差別級王座をかけて戦う王者のクリス・ブルックスと、挑戦者の入江茂弘が最後の前哨戦を行い、入江がクリスを直接制した。

オープニングではタイトル戦の公開調印式が行われた。クリスが「この間の(8・27)後楽園ホール、プレイングマンティスボムで勝ちました。また、イリエに勝つ。イリエはベルトと一緒にドイツに行きたいと。でも、させないよ。9月9日の後もKO-D無差別級王者は僕だ」と王座死守を誓う。入江は「前回の後楽園でクリスに直接負けてしまいましたけど、自分は誰より自分を信じているレスラーなんで。大田区では自分自身を信じ抜いて、必ず僕がチャンピオンになります。ストロングなハートで、ベルトを奪って、世界に持って行きます」とキッパリ言い切った。

ここまで、4度の前哨戦は入江の3勝1敗。ただ、入江の3勝はすべてクリスのパートナーから獲ったもので、8・27後楽園ではクリスが入江から直接フォールを奪っていた。

この日、クリスは樋口和貞と、入江は高尾蒼馬と組んで対戦。王座戦6日前のラスト前哨戦とあって、両者とも気合が入りまくり。序盤から壮絶なエルボーのラリー、ショルダータックル合戦を展開。クリスが控えに下がっても、入江が突っかかるなど熱い戦いに。10分過ぎ、クリスのチョップと入江のエルボーのラリーが続く。

乱戦のなか、クリスがダイビング・ダブルニーからプレイングマンティスボムを狙うも、耐えた入江はキャノンボール連発。さらに入江はビーストボンバーを見舞うもカウントは2。クリスが張り手を連発、バックドロップを放つと、入江はスリーパー。そこから鋭角にクリスにエルボー連打。さすがに危険と判断したレフェリーが試合を止めた。

マイクを持った入江は「この欧州を制した16カラットゴールドエルボーが怖くて、もうこのリングに向かってこれないんちゃうか。大田区でも同じ結果や。そのベルトもらって、入江茂弘が世界中でDDTのベルト見せびらかしてやる」と改めて王座獲り宣言。

入江はバックステージでも「クリスから直接獲ったぞ。欧州を制した右ヒジで意識飛ばしてやった。KOしてやった。大田区で必ずクリスからベルト獲る。入江茂弘が世界のすべてを獲りに来た!」と自信を見せた。

かたや、クリスは「何で試合終わった? イリエ、強かった。だけどギブアップしてないよ」とやや錯乱状態。入江の戦慄の勝利で、クリスの防衛に暗雲が漂ったといえそうだ。

【大会名】DDT YOKOHAMA Unlimited EX
【日時】2023年9月3日(日)
【会場】神奈川・横浜技能文化会館
【観衆】143人

▼オープニングマッチ 30分一本勝負
飯野“セクシー”雄貴&●男色“ダンディ”ディーノ vs 彰人○&納谷幸男
8分16秒 ゲイ道クラッチ

▼第二試合 30分一本勝負
大石真翔&●正田壮史 vs 佐々木大輔○&MJポー
11分2秒 クロス・フェースロック

▼第三試合 30分一本勝負
秋山準&岡田佑介&○高鹿佑也 vs 夢虹&須見和馬&瑠希也●
10分46秒 変形トライアングルランサー

▼第四試合 スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
●平田一喜&アントーニオ本多 vs 土井成樹○&HARASHIMA
10分23秒 片エビ固め
※バカタレ・スライディングキック

▼第五試合 スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○火野裕士 vs KANON●
12分28秒 体固め
※Fuckin’BOMB

▼セミファイナル 上野勇希バースデー記念試合~スペシャルシングルマッチ 30分一本勝負
○上野勇希 vs 小嶋斗偉●
14分31秒 体固め
※WR

▼メインイベント スペシャルタッグマッチ 30分一本勝負
●クリス・ブルックス&樋口和貞 vs 入江茂弘○&高尾蒼馬
18分32秒 TKO勝ち
※16カラットゴールドエルボー→レフェリーストップ

〈写真提供:DDTプロレスリング〉

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【動画】タイトル戦の公開調印式で意気込みを語るクリスと入江

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