草の根で日ロつなぐ 札幌とノボシビルスクの団体 「細くても架け橋が必要」

 ロシアによるウクライナ侵攻の長期化で日ロの関係悪化が深刻化する中、草の根の交流を維持している両国の団体がある。札幌市のNPO法人「札幌ノボシビルスク協会」と、ロシア中部・ノボシビルスク市にある「シベリア・北海道 観光・姉妹都市交流センター」。今も双方がオンラインで交流を続けるのは「結びつきは一度途絶えたら元には戻らない。どれだけ細くても架け橋が必要だ」との思いからだ。両団体は戦争の終結と日ロ関係の改善を待ちながら、民間同士のつながりを保っている。

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