令和元年房総半島台風から4年 災害ボランティア育成講座/木更津市

令和元年房総半島台風から4年 災害ボランティア育成講座/木更津市

 千葉県に甚大な被害をもたらした「令和元年房総半島台風」から4年を迎えるのを前に、災害ボランティアに取り組む人材を育成する講座が木更津市で開かれました。

 この講座は、2019年から令和元年房総半島台風などの被災者支援を続けている「千葉南部災害支援センター」と日本財団が開催しました。

 参加者らは災害ボランティアに関する座学を受けた後、屋根の上で作業するときに使える命綱の結び方や、複数の土嚢袋を1本のロープで束ねる方法など、災害時に役立つロープの使い方を学びました。

 また、避難所などで発生し得る問題を想定したカードゲームも行われ、どのように判断するのが適切か、参加者らが真剣に話し合う姿が見られました。

 講師として登壇した千葉南部災害支援センターの加納基成センター長は、今後の災害に備え、ボランティア人材を育成していく重要性を強調したうえで、「被災者支援は技術も大事だが被災者に寄り添い、共感することを忘れてはいけない」と話しました。

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