改修Jアラート、運用開始 発令迅速化、隣県に対象拡大

 政府は4日、北朝鮮のミサイル発射時に緊急情報を伝える全国瞬時警報システム(Jアラート)の発令を迅速化させる改修を終え、1日から運用を始めたと発表した。発令対象を飛翔予想の範囲地域だけでなく、隣接する都道府県にも拡大した。昨年10月に弾道ミサイルが青森県上空を通過した際、発令が遅かったとの批判を受け、改修を進めていた。

 改修により、例えば青森県上空の通過を予測した場合、北海道と岩手、秋田両県も発令対象となる。時間短縮の効果はミサイルの飛び方により異なる。昨年10月と同様のケースであれば約1分短縮される。これまでと違い、対象の都道府県を絞り込む前に発令する。

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