ロシア、南部港湾地域に連夜攻撃 ドナウ川沿い、無人機で

ロシア軍に攻撃された施設で活動する消防士。ウクライナ軍が4日公表した=ウクライナ・オデッサ州(ウクライナ軍提供、ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナ当局は4日、南部オデッサ州イズマイルに4日未明、ロシア軍の無人機(ドローン)攻撃があり、倉庫や農業機械などに被害を受けたと明らかにした。イズマイルはルーマニアとの国境のドナウ川に面し、穀物積み出し港がある。川沿いの港湾地域への攻撃は2夜連続。

 ウクライナ軍はロシア軍の無人機17機を撃墜し、破片が落下した民間施設で火災も起きた。ロシア軍は前夜、同じくドナウ川沿いに港を持つ同州レニも攻撃していた。

 ロシアが7月に黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意から離脱後、ドナウ川は輸出の主要代替ルートとなり、イズマイルとレニに対する攻撃が相次いでいる。

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