フジテレビ系で9月27日にスタートする連続ドラマ「パリピ孔明」（水曜午後10：00。初回は15分拡大）に出演する八木莉可子が、劇中でアイドルユニット・AZALEA（アザリエ）のメンバーとして、ダンスと歌に初挑戦していることが分かった。
向井理が主演を務める「パリピ孔明」は、原作・四葉夕ト氏＆漫画・小川亮氏による同名コミックを実写化。「ヤングマガジン」（講談社）で現在も連載中で、累計発行部数160万部突破している人気作だ。中国三国時代の名軍師・諸葛孔明（向井）が現代の東京・渋谷に若かりし姿で転生し、歌手を目指す1人の少女・月見英子（上白石萌歌）を軍師のごとく成功に導いていくサクセスストーリー。
八木は、路上ライブで英子と出会うシンガー・久遠七海を演じることがすでに発表されているが、このたび、七海はアイドルユニット・AZALEAのベースボーカルというもう一つの顔を持っていることが明らかになった。AZALEAは、元は3人組のバンドユニットだったが、ある音楽プロデューサーとの出会いをきっかけに仮面アイドルユニットとして活動することに。すると、瞬く間に熱狂的ファンがつき人気が出る。
八木は、AZALEAの一員として出演することに関して、「最初はやはり不安が大きかったです。今回、ギターとベースとダンスと歌に挑戦したのですが、ダンスは以前CM撮影で挑戦したことがあるだけで、それ以外は全くの未経験でした。ほとんどの共演者の方が音楽やダンスの経験がある中で、演奏したり、踊ったりするのが私で大丈夫だろうか、という気持ちが素直に言うとありました」と戸惑いを隠せなかった様子。七海のキャラクターについては「アイドル、バンド、弾き語り」という三つのパターンで歌うため、それぞれ全く違った印象を持っているそうで、「私自身は、音楽に挑戦するのは初めてだったので、とにかく音楽オタクの七海に近づけるように、ボイストレーニングと楽器の練習を頑張りました」と、撮影前に準備したことを明かした。
その上で「七海は気持ちが強い子だと思ったので、自分に自信を持って演奏をしたり歌ったりできるようになることを目標にしました」と振り返り、「自分の中で焦りがあったのか、ベッドに入ったのに不安になって、もう1回電気をつけて、ギター練習をした日もありました（笑）。ダンスに関しては、衣装を着ながらの踊りは難しく、見せ方まで全然変わるので、衣装一式をお借りして、スタジオで個人練習したりする日もありました。できるだけ、三つの七海像に変化が出せるように心がけました！」とエピソードを披露した。
八木以外のAZALEAのメンバー2人はオーディションで選ばれ、一夏役は葵うたの、双葉役に森ふた葉が抜てき。八木、葵、森の3人が演じる、AZALEAの代表曲「No Future But Go To Future」の歌唱映像も初解禁となった。
「パリピ孔明」のために書き下ろされた新曲である「No Future But Go To Future」。作詞・作曲は、浜崎あゆみやDREAMS COME TRUE、SMAP、私立恵比寿中学など多数のアーティストのサウンドプロデュースを手掛けてきたCMJK。ダンスの振り付けは、米津玄師やMISIA、「＜NHK＞2020応援ソング プロジェクト」の楽曲として制作された「パプリカ」を担当したダンサー・振付師の辻󠄀本知彦が務めている。ポップで耳に残るループ・ソング、そして、無機質なロボットダンスに加えて、サビに入るとシンプルな振り付けで音楽に乗りやすいリズムのステップが特徴的なポップなダンスになっている。
八木は「歌詞はもちろん、何よりAZALEAの3人はこの歌が大好きだと思います。キャッチーなダンスと歌詞もすてきなので、たくさんの方々に注目してもらえるとうれしいです！」と力を込める。また、「フォーメーションが変わったり、舞台の大きさによってダンスの距離感を変えたり、振りの練習をする中で試行錯誤しながら練習に励みました」と報告。
「頑張る人を肯定して背中を押してくれるような歌詞になっています。歌全体を通して『変わることは悪いことじゃないよ』というメッセージが込められています。AZALEA3人、それぞれの個性や胸に秘めた思いに合わせるように、踊り方も違うので、そんなところにも少し着目してもらえたら、ドラマがもっと面白くなると思います！」とアピールしている。
