長屋・牛久の引っ越しに、SNS複雑「めでたいけど寂しい…」

土佐の造り酒屋「峰屋」で生まれ育ち、やがて植物学者として大成する主人公・万太郎の人生を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。9月4日放送の第111回では、万太郎が暮らす長屋から落語家・牛久が引っ越し、入れ替わりに姉・綾と竹雄夫婦が上京するシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

第31回より。長屋の子どもたちと話す万太郎(神木隆之介)、住民の牛久亭九兵衛(左、住田隆)(C)NHK

落語家・牛久(住田隆)が真打ちとなり、万太郎(神木隆之介)たちが暮らす長屋を出ていく。その日、万太郎の姉・綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)が上京し、東京で屋台「土佐」を開くため長屋に引っ越してくる。

綾と竹雄は、東京で商いをしながら、いつか峰屋で作ろうとした新しい酒造りに挑むという。生き生きと働く2人を見ながら、寿恵子(浜辺美波)は叔母・みえ(宮澤エマ)に言われた「商売やんなさいよ」という言葉を思い出すのだった。

綾たちと入れ替わりで長屋の住人・牛久が去っていった今回の放送。差配のりん(安藤玉恵)をのぞけば万太郎が上京してきた当時の住人がすべて引っ越していったことになり、エックス(旧ツイッター)で「牛久さん」がトレンド入りするなど反響を呼んだ。

「え? 牛久さんもいなくなるのー?」「また寂しくなるな」「牛久さんも出ていくのか~寂しいけどおめでたい旅立ち」「竹雄と綾ちゃんの家族が入るけど去った人がほとんどになっちゃったなぁ」など、牛久の引っ越しを悲しむ声と真打ち昇進を喜ぶ声が寄せられていた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。9月5日放送の第112回では、万太郎の友人・藤丸(前原瑞樹)は、酒造りを目指す竹雄から「醸造学の先生を探している」という話を聞く。

文/つちだ四郎

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