濱口監督が会見、ベネチア映画祭 「ここに来られて、うれしい」

ベネチア国際映画祭で記者会見する濱口竜介監督(左)と石橋英子さん=4日、イタリア・ベネチア(共同)

 【ベネチア共同】イタリアで開催中の第80回ベネチア国際映画祭で4日、最高賞「金獅子賞」など主要賞を競うコンペティション部門に出品された「悪は存在しない」の濱口竜介監督が記者会見し「ここに来られて、うれしく思う」と喜びを語った。

 「悪は―」は、音楽家の石橋英子さんからライブパフォーマンス用の映像制作の依頼を受けたことをきっかけに濱口監督が脚本を書き下ろした作品。濱口監督は「音楽の持つ繊細さなどが、水や風など自然のうごめきの中に表現されるだろうと考えた」と話した。

 同作は、大美賀均さんや西川玲さんらが出演。日本では2024年に公開が予定されている。

© 一般社団法人共同通信社