議場に力強い歌声 上越市議会定例会初日にゴスペル 多くの市民も観覧

本会議に先立ち、ゴスペルグループによるコンサートが開かれた

上越市議会は9月定例会初日の4日、同市役所本会議場で、本会議に先立ち「議場コンサート」を開いた。同市のゴスペルグループが出演し、力強い歌声を披露。大勢の市民が傍聴席から観覧した。

石田裕一議長の発案による初企画。催しを通じて市民から同市議会を身近に感じ、議場へ積極的に足を運んでもらう目的。

出演は石田議長と縁がある「JO.GRACE GOSPEL CHOIR(ジェイオー・グレイス・ゴスペル・クワイアー)」。2005年から活動を始めた団体で、幅広い年齢層のメンバーが各所でコンサートを開いている。

同日はメンバー12人が本会議場に登場。代表者は「ゴスペルは愛や助け合いを歌い、会場全体でつくり上げる音楽。皆さんと(初の議場コンサートを)盛り上げたい」と呼びかけた。演目は「主を仰ぎ見て」「Amazing Grace」など5曲。理事者、市議会議員、傍聴者の全員が一体となって手拍子を送り、最後は万雷の拍手で幕を下ろした。

石田議長は「大勢においでいただき感謝。9月定例会も見てもらえたら」と呼びかけた。聞き終えた女性(72)は「とても良いコンサートだった」、ほかの女性(73)は「今までにない取り組み。(これをきっかけに)大勢に見てもらえる議会になるのでは」と話し、引き続き本会議を傍聴していた。

傍聴席はほぼ満席となった

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