【ベネチア共同】イタリアで開催中の第80回ベネチア国際映画祭で4日午後(日本時間5日未明)、コンペティション部門に出品された「悪は存在しない」が公式上映され、詰めかけた観客から濱口竜介監督や音楽を担当した石橋英子さんらに称賛の拍手が送られた。
同作は、石橋さんからライブパフォーマンス用の映像制作の依頼を受け、濱口監督が脚本を書き下ろした。
上映が終わると、総立ちの観客から「ブラボー」などと歓声が上がり、拍手は濱口監督らの退場まで約8分間も続いた。取材に応じた濱口監督は「すごく情熱的に迎えてくれた。感動している」。
「悪は存在しない」は日本では2024年に公開予定。