【MLB】ドジャース左腕ウリアスがDV容疑で逮捕 2019年に続き2度目

写真:DV容疑で逮捕されたフリオ・ウリアス

9月4日(日本時間5日)にスポーツ専門メディア『ESPN』が報じたところによると、ドジャースの先発左腕フリオ・ウリアスがDV容疑で逮捕されたとのこと。今回の容疑はDVの中でも重罪にあたるもので、保釈金5万ドルを支払ったことで保釈済みだという。

ウリアスが逮捕されるのはこれが初めてではない。2019年にロサンゼルス内のショッピングモール駐車場で恋人に暴行を働いたとしてDV容疑で逮捕。後に不起訴になったが、MLBはDV規定違反としてウリアスに20試合の出場停止処分を課した。

ドジャースは今回のウリアス逮捕について公式X(旧ツイッター)で声明を発表。「フリオ・ウリアスが関係した事件について認識している。事実関係を調査する間、ウリアスは遠征に帯同しない。現時点ではこれ以上のコメントは控える」としている。

2015年のDV規定導入以降、同規定による処分を2度受けた選手はいない。処分の重さについては具体的な基準はなく、悪質度に応じてMLB側が判断する形だ。

ドジャースでは2021年にトレバー・バウアーが女性への性的暴行の疑いでMLBによる休職扱いに。不起訴とされたもののMLBはDV規定違反として324試合の出場停止処分を下した。後にこの処分はバウアーの異議申し立てを受け194試合にまで軽減されたが、ドジャースは2023年シーズンの年俸を負担した上で放出する決断を下した。

27歳のウリアスは2016年に19歳でメジャーデビュー。2022年にはサイ・ヤング賞投票で3位になるなど近年はリーグ屈指の左腕として活躍していた。キャリア8年目の今季は開幕前にWBCメキシコ代表としてもプレー。今季成績は11勝8敗、防御率4.60、117.1回、117奪三振、WHIP1.16だが、その実績と若さから今オフのFA市場の目玉投手の一人と目されていた。

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