広島カープ “運命の1週間” 3位・DeNA(前半)と首位・阪神(後半)対決 ヤマ場・甲子園の勝敗 数字から占う

石田充 アナウンサー
セ・リーグの順位表ですが、広島カープは、首位・阪神と7.5ゲーム差。阪神はマジック15(3日現在)というところではあるんですが…

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
ただ、やっぱりカープらしい野球をまた見せてほしいですし、なんといっても5日(火)から3位・DeNAと、そして、週末8日(金)~10日(日)は阪神とですから。本当のヤマ場が来たなと思います。

石田充 アナウンサー
その “運命の1週間” についてお伝えしようと思います。もう勝ってほしいからコーナー「 “数数(カーズカズ)”!」ならぬ「 “勝勝(カーツカツ)”!」。

青山高治 キャスター
もうタイトルを変えちゃう(笑)。

石田充 アナウンサー
もう数字じゃない。勝つかどうかに焦点を当てて、“運命の1週間” を見ていこうと思います。週の前半は、DeNAを相手に地元マツダスタジアムでの3連戦。先発予想も含めて見ていこうと思いますが、5日(火)森翔平 投手、6日(水)大瀬良大地 投手、7日(木)遠藤淳志 投手が濃厚です。

森投手と大瀬良投手の2人は、DeNA戦の相性よく、それぞれ1勝0敗。今シーズンは勝っています。遠藤投手は初めてになります。相手は全部、左ピッチャーで、6日は 今永昇太 投手、さらには7日は今シーズン、リーグトップ12勝の 東克樹 投手ということもあるんですが、遠藤投手は前回、いいピッチングしていましたから、若い力でいい戦いを見せてほしいと思います。

そして、本当に大事と、より言われるのが週の後半、阪神との甲子園決戦です。8日(金)は中7日、1日ずらして、カード頭・床田寛樹 投手。9日(土)は 森下暢仁 投手、10日(日)は 九里亜蓮 投手。

もう、クライマックスシリーズもこうじゃないかなっていうぐらいの顔合わせなんですけれども、相手投手も全部、9勝をマークという村上頌樹(8日)、大竹耕太郎(9日)、伊藤将司(10日)。

8日は、最優秀防御率を争うような2人(床田1.93、村上1.79)ではあるんですが、床田投手は阪神戦の防御率0.56と相性はいいです。一方、阪神の大竹投手は、対カープ防御率0.76と相性がいいんですけど、前回、ちょっと攻略しかけたっていうのがありました。

天谷宗一郎 さん
そうですね。いい流れ、光が見えました。

石田充 アナウンサー
森下投手は、阪神戦に勝ちはないですが、防御率は1.80といいです。九里投手は先週の中4日から今週は中6日になりますから、ぜひ、いいピッチングしてほしいと思います。

ただ、現実的な数字をわたくし、調べてしまいました。甲子園、今シーズン、9回戦って2勝止まり。なぜ負けているか、共通点を探しました。

負けや引き分けの共通点は見ればわかるんですけど、点が取れていない(2得点以下)。

さらに甲子園球場っていうのは、球場別のいろんな成績を見ると、ホームランが少ないです。5月19日に出た 堂林翔太 選手の1本だけなんですね。

河村綾奈 キャスター
へえ―。

石田充 アナウンサー
先週、DeNAが甲子園球場で阪神に2戦2勝だったんですね。どんな勝ち方をしたかというと、ロースコアな展開だったんですが、ホームラン3本で7点中、6点がホームランによるものでした。阪神はピッチャーがいいですから一振り、ワンチャンスの甘い球を逃がさずにいけるかどうかだと思うんです。注目したいのが、甲子園で負け越した4月・5月にはいなかった “ホームランバッター” が今、カープにはいるんです。それが、ブレーク中の 末包昇大 選手です。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)

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