「うちの弁護士は手がかかる」吉瀬美智子が初の女優役で“大好きな”ムロツヨシを振り回す!

吉瀬美智子が、フジテレビ系で10月にスタートする連続ドラマ「うちの弁護士は手がかかる」(金曜午後9:00、開始日未定)に出演することが分かった。主人公・蔵前勉(ムロツヨシ)が30年間マネジャーとして支えた人気女優・笠原梨乃に扮(ふん)し、彼を翻弄(ほんろう)しまくる。

「うちの弁護士は手がかかる」は、約54年ぶりに復活する金曜午後9時の連ドラ枠で放送。スター女優を育てた芸能事務所の元敏腕マネジャー・蔵前が、超エリートなのにどこか不器用でポンコツな新人弁護士・天野杏(平手)に振り回されながら、パラリーガルとして奮闘する“育成型”リーガルエンターテインメントだ。演出は「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)などを手掛けた瑠東東一郎氏が務める。

吉瀬が演じる梨乃は、学生時代に街でスカウトされるほどの美女で、数多くの有名俳優を抱える大手事務所に所属。圧倒的なルックスと天才的な演技力で瞬く間に芸能界を席巻し、弱冠20歳で人気を盤石なものにした。しかし、異性関係や酒癖など、私生活で問題を起こし、仕事に支障をきたすようになる。彼女から逃げ出してしまうマネジャーが続出し、事務所は頭を悩ませていた。そんな折、撮影現場で偶然、自分の近くにいた蔵前を新人マネジャーと勘違いした梨乃は、無理難題を次々と押しつける。すべてを完璧に対処する蔵前は、これまでのマネジャーにはなかった機転の早さや細やかな気遣いで、梨乃は感動。蔵前を自分のマネジャーとして採用することになった。それから30年間、梨乃の唯一無二のタレント力と蔵前の完璧なマネジメント力で、二人三脚で日本のトップ女優という地位を築いた。いよいよ2人の夢だった海外進出を…というタイミングで、梨乃は蔵前を解雇してしまう。

フジテレビドラマへの出演は、2018年4月期の連続ドラマ「コンフィデンスマンJP」以来、約5年ぶりとなる吉瀬。ムロ、平手とは初共演となり、自身初の女優役に初挑戦するにあたり、「梨乃は、表裏がはっきりしていて、素が垣間見えると怖い女優さんですが、視聴者の皆さまに『もしかして、吉瀬は素でやってるんじゃないか?』と思っていただけるようなお芝居ができたらと思っています」と意気込む。

加えて「初めて演じるキャラクターなのでワクワクしています」と目を輝かせ、ムロとの掛け合いも楽しみにしているようだが「ムロツヨシさんのことが大好きなんです! 初めて共演させていただけてうれしいのに、振り回してクビにしてしまうのがすごく悲しくて(笑)」と複雑な心境を明かす。「昔、スタジオで偶然お会いしたことがあったんです。吹き抜けのスペースで、ムロさんは1階にいらして、私は2階にいて。思わず興奮して、上から『うわ~』って手を振ってしまったんです(笑)」と過去のエピソードを披露した。

共演に際し、心配事もあるそうで「蔵前を怒るシーンが多いのですが、ムロさんを目の前にしてうれしさのあまり目が笑ってしまわないか心配です」と苦笑。そして、「見たことがないような、イヤ~な女優を精いっぱい演じさせていただきますので、楽しみにしていてください(笑)。1話で梨乃は蔵前をクビにしてしまいますが、あることがきっかけで再会すると伺っていますので、私も今後の展開をすごく楽しみにしています。毎週、すてきなキャストの皆さんが満載だと思いますので、ぜひご覧ください!」とアピールしている。

番組を担当する金城綾香プロデューサーは「ムロさん演じる蔵前が人生を懸けて支える大女優ということで、私の中では最初から“なんとか吉瀬さんに演じてほしい!”と勝手にイメージが固まっていました。りんとして美しく、それでいてたくさんの表情を見せてくださる吉瀬さんは、大好きな女優さんでしたし、ご本人がとっても優しい方だと存じ上げていたので、この意地悪な梨乃の役がご本人と正反対であることも面白いポイントだなと思っていました」と起用理由を語る。続けて「蔵前の人生に大きな影響を及ぼしてきた梨乃が、物語の要所要所で蔵前の心を大きく揺るがします。全話通してすてきな役割を果たしてくれる梨乃を楽しみにしていただきたいです」と呼び掛けている。

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