食べて青森県内味めぐり 特製弁当6日から販売 青森中央短大×イトーヨーカ堂共同開発

県産食材を使った弁当をPRする青森中央短大の学生=4日、県庁

 青森中央短期大学の学生とイトーヨーカ堂が、青森県産食材をふんだんに使って共同開発した「食べてぼうけん青森一周つめあわせ弁当」が6日から、県内のイトーヨーカドー4店舗で販売される。関係者が4日、県庁で宮下宗一郎知事に完成を報告した。

 両者の弁当共同開発は12回目。食物栄養学科の学生有志6人がそれぞれレシピを考え、けの汁風の炊き込みごはん、ミズとダイコンの塩昆布あえ、豚しゃぶのバラ焼き風などの厳選9品を詰め込んだ。

 陸奥湾産ホタテ、県産米まっしぐら、ゴボウなどの県産野菜を使用。升目状に仕切った器を青森県の地図に見立て、各地域の名産品を並べている。県が推奨するだしを使って塩分を抑えるなど、食べる人の健康にも配慮している。

 弁当を試食した宮下知事は「だしの味がしっかり出ていて、どれもおいしい」と太鼓判。開発に当たった同学科2年の中畑未結(みゆ)さん(19)は「このお弁当一つで、味の青森一周が楽しめます」とPRしていた。価格は1個885円(税込み)。販売は10日まで。

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