子どもに「なぜ?」「どうして?」と聞かれ、答えに困った経験はありませんか?
そんな時、親は面倒に思って「自分で考えなさい」と質問を遮ってしまうこともあるでしょう。
そこで、今回は「子どもの“なぜなぜ期”の正しい対処法」についてご紹介します。
子どもから質問攻めにあっているママ・パパはぜひ参考にしてみてくださいね。
子どもの「なぜなぜ期」ママ・パパのベストな対処法
1:質問返しで子どもが求める答えを探る
子どもに難しい質問をされると、親はどう受け答えしたらいいかわからなくなることもありますよね。
ですが、そもそも子どもは、必ずしも難しい説明を求めている訳ではないのではないでしょうか。
例えば、子どもから「なぜ空は青いの?」と聞かれたら「どうしてそう思ったの?」とこちらからも質問してみましょう。
そうすることで、相手の求める答えを探るのです。
子どもが「空が違う色になることがあるのかなと思って」と言ったのなら、それが本当に知りたいことだとわかりますね。
それなら、夕焼けに染まる空の写真をスマホで検索して見せてあげましょう。
もし、子どもが納得いかない様子なら、ネットで調べるのはそれからでもOKです。
2:親としての意見を伝える
例えば「サンタさんは本当にいるの?」と子どもに聞かれたとしましょう。
このように「いる」「いない」と明確に答えることが難しい場合は、親としての考えを伝えてみてください。
「ママはいると思うよ。小さい頃、サンタさんからクリスマスプレゼントをもらったから」と、わかりやすい理由をつけ加えると子どもも理解しやすいと思います。
続けて「○○ちゃんはどう思う?」と、子どもの考えを聞いてみるのもひとつの手です。
ママ・パパの答えはあくまで一意見にすぎないので「いろんな考え方があるから、人によって答えが違ってもいいんだよ」と話しておくことで、お友達の意見も尊重できるようになるはず。
3:一緒に想像して答えを出す
例えば、すれ違った男性を見て「なぜあの人は怒っているの?」と、答えのわからない質問をされることもありますよね。
本人に尋ねない限り理由はわからないので「知らないよ」とあしらいたくなるかもしれませんが、ここで「何があったと思う?」と子どもに質問して想像を膨らませたいところです。
「急いでいたのかな?」「もしかして、とても嫌なことがあったのかも」と二人で話し合ってみてもいいでしょう。
最終的に「じゃあ、あの人はどうしたら良かったかな?」と反省点を聞き出します。
子どもから「ニコニコしていた方がいい」と返ってきたら「それじゃあ、○○ちゃんはいつも笑顔でいようね」と日々の教訓に持っていきましょう。
4:本人に理由を考えさせる
子どもを叱っている時に「どうして怒っているの?」といちいち理由を聞かれると親もイライラするのではないでしょうか。
例えば「おもちゃを片づけなさい」と注意して「なんで?」と子どもに質問されたとしましょう。
苛立っていると「いいから早く片づけなさい」などと言ってしまうかもしれません。
でも、子どもはママ・パパが怒る理由が理解できないだけなので「このままだとどうなると思う?」と問いかけてみましょう。
「つまずいて転んじゃう」「おもちゃがおうちに帰りたくなる」と子どもに理由を考えさせます。自分自身で納得すれば、子どもはすぐに行動を起こすでしょう。
こうして、ママやパパが叱る理由を少しずつ理解することで、子どもの聞き分けもグッと良くなるはずです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
(ハピママ*/ 菜花 明芽)