<NEXT優良県産品エントリー商品>照屋食品(那覇市)「OKARAちんすこう」 大量の“おから”有効活用、SDGsに配慮

 創業54年、伝統的な製法による豆腐や豆腐加工食品を製造する那覇市首里鳥堀町の照屋食品。豆腐製造の過程で出る大量の「おから」を費用をかけて処分しており、SDGsの観点からも有効活用が課題となっていた。

 昨年11月、沖縄銀行が取り組む経営支援サービスを利用し、琉球伝統菓子を手掛ける新垣カミ菓子店(同市首里赤平町)とマッチング。照屋食品のおからを使用し、新垣カミ菓子店が作る「OKARAちんすこう」を開発し、今年より県内小学校の給食メニューにも採用されている。

 照屋食品の照屋ゆきの社長は「大豆の栄養成分である食物繊維や大豆イソフラボンをたっぷり含み、サクサクした食感」と胸を張り、OKARAちんすこうに続く第2弾・第3弾の商品開発に意欲を燃やしている。

 クラウドファンディングは千円から応援が可能。3千円でOKARAちんすこう7袋入りが応援購入できる。

 県の優良県産品推奨事業「NEXT部門」の申請商品を紹介。琉球新報のクラウドファンディング「YUIMA」が一次審査となる。

© 株式会社琉球新報社