関東大震災から100年 成田山新勝寺で大地震想定の防災訓練

関東大震災から100年 成田山新勝寺で大地震想定の防災訓練

 関東大震災から2023年で100年の節目を迎え、千葉県の成田山新勝寺では9月5日、大規模な地震を想定した防災訓練が行われました。

 訓練は北総地域でマグニチュード8の地震が発生し、成田市で震度6以上を記録。成田山新勝寺でも灯篭などが倒壊し、釈迦堂で火災が発生したという想定で行われました。

 会場では新勝寺の自衛消防隊や地元の消防団など約120人が参加し、参拝者を避難させたり重要な書類や仏具を運び出したりするなど、一連の対応を確認しました。

 また、建物の延焼を食い止めようと自衛消防隊の消防車2台による一斉放水も行われました。

 新勝寺では、1965年に額堂が放火によって失われたことを教訓に、6月の「成田山文化財保護デー」や春と秋の全国火災予防運動に合わせて年4回の防災訓練を行っています。

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