劇団四季「バケモノの子」キャストが大阪に、名物神社で祈願

「劇団四季」が、細田守監督の長編アニメ映画をミュージカル化した『バケモノの子』。大好評だった2022年の東京初演に続き、12月に大阪公演が開幕する。9月5日に、劇中のキャラクターに扮したキャストたちが「難波八阪神社」(大阪市浪速区)に参拝し、公演の成功を祈願した。

「難波八阪神社」(大阪市浪速区)で成功祈願をおこなった「劇団四季」俳優の(左から)大鹿礼生と菊池俊(5日・大阪市内)

『バケモノの子』は2015年に公開され「日本アカデミー賞 最優秀アニメーション作品賞」にも輝いた名作。乱暴者のバケモノ・熊徹と、彼の弟子となった人間の少年・蓮を中心に、バケモノと人間の種族を超えた絆を描いたヒューマンドラマだ。

参拝に出席したのは、蓮役の大鹿礼生(らいき)と、蓮のライバルとなるバケモノ・一郎彦役の菊池俊。本殿で公演成功祈願のご斎行を受けたあと、それぞれの願いを書いた絵馬を奉納し、劇団を代表して大阪公演の成功を願った。

ミュージカル『バケモノの子』の成功祈願をおこなう(手前から)菊池俊と大鹿礼生(5 日・大阪市内)

参拝を終えて、大鹿は「成功祈願をしたことによって、より気が引き締まるような思いです。精一杯稽古をして、大阪の公演も頑張ります」と決意を新たにし、菊池も「この(神社の)獅子殿は『大阪の人たちがビックリするような神殿を』ということで、建設されたとうかがいました。私たちも皆さまに驚いていただけるような、感動していただけるような舞台を作りたいと思います」と、この獅子殿の迫力に負けない舞台にすることを誓った。

絵馬に願いごとを書く「劇団四季」俳優の(左から)菊池俊と大鹿礼生(5日・大阪市内)

ミュージカル『バケモノの子』は「大阪四季劇場」(大阪市北区)で、2024年5月25日まで上演。チケットは一般S席1万2000円ほか(料金は回によって変動)。初日~2024年3月31日のチケットは、9月16日から発売開始。

取材・文・写真/吉永美和子

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