Kohei Okutani、3年ぶりのアルバム『Laurel Wreath』を9月6日(水)に配信リリース!

作詞・作曲・編曲はもちろん、MVの監督まで務める全方位型のシンガーソングライター/コンポーザー、Kohei Okutaniが約3年ぶりとなるオリジナルアルバム『Laurel Wreath』を9月6日(水)に配信リリースする。 Kohei Okutaniにとって最長の制作期間をかけて完成した今作では、その詩作に更なる深みを与え、音楽性にはこれまでにない実験精神と新鮮味が加わった。 アルバムタイトル曲である「Laurel Wreath」は、月桂樹の冠を意味し、古代ギリシア、ローマ時代から続く優れた詩人に与えられる象徴である。ミュージシャンでありながら優れた詩人であることを強く意識するKohei Okutaniの芸術観を表している。 その歌詞において古典詩の世界観、詩的イメージを用いて古い絵画のようなタッチを表現する一方で、音楽的にはエレクトロニカ、アンビエントの要素を散りばめ、自身の音楽を常にアップデートしていくという姿勢が伝わる一曲となっている。 既にシングルとしてリリースされている「A Hymn」「Runaways」などの曲を振り返っても、アルバムを通してより深い世界観を追求しようという試みが見て取れる。 一方で大々的な事象や思想のみを歌うのではなく、「The Riverside」「Until the Day I Leave You」などにおいては、パーソナルで身近な生活を切り取った素描のような曲も存在し、アルバム全体にグラデーションをつけることに成功している。 前作『CENTRAL』で見せたポップさ、一種の明朗さは影を潜め、自身にとってのアートを探し求める入口となるようなアルバムだ。

アルバムアートワークはKohei Okutaniの友人であり、ロンドン/日本で活動する“実験家” ヱンダカズユキによる描き下ろし作品となっている。

また、アルバム収録曲全てに、Kohei Okutani自身が監督したミュージックビデオが制作された。映像においても「撮りたい画があればどこでも行く」という頑固なまでのアーティスト・シップを発揮し、秋の北海道に始まり、真冬の雪が積もる教会、冬の終わりの廃校、夏の東京、春の兵庫の桜など季節感あふれる映像美に満ちた作品を完成させてきた。まるでオムニバス映画を見るような映像群。 Kohei Okutaniにとって、それらは単に音楽に付随する販促物ではなく、音楽の可能性を広げ、また映像の可能性を模索する独立した作品という位置付けだ。 自身の映像チームで総力をあげ、3年をかけて紡いできたそんな映像の旅も『Laurel Wreath』でひとつの終着点を迎える。 Music Video「Laurel Wreath」は9月10日(日)公開予定。

Kohei Okutani コメント

1冊の詩集を読むような、あるいは美術館を巡るような、そういう感覚になってもらえる作品を目指しました。自分の曲の存在意義、制作活動の意義を改めて追い求めた3年間になりましたが、新しさを求める一方で、しっかりと音楽的、文学的な文脈にそった作品を作れたと感じています。

セルフプロデュースという部分で、商業的なところに対する反骨心は確かにありました。ですが自分の作品がそれを必要としている誰かのもとに届いてほしいという思いは変わりません。

何をしなくても日常的に音楽が届く時代ですが、自分から探し求めてやっとたどり着いた作品が、自分の1番の共感者になってくれたあの頃の感覚を思い出しながら作ったアルバムです。

「楽しめる」作品になったと思います。

【Kohei Okutani プロフィール】

時代が流れても残り続ける、ユニバーサルな作品づくりを体現するシンガーソングライター/コンポーザー。

大学と大学院では英詩を学び、英文学の修士号を取得。その後はロンドンへ移住し、パブや路上でパフォーマンスをしながら感性を磨いていった。

映画や読書をこよなく愛す一面を持ち、フィクションならではの創造性を楽しむと共に、クリエイティブからの学びを現実に活かすべく作品へと昇華していく。

2019年、クリスマスのイギリスでの休暇中に書き溜めたデモ曲を集めた1st EP『The Portraits』をリリース。

2020年には前年のオーストラリアでの滞在中に制作した楽曲を中心に、キャリア初のフルアルバム『CENTRAL』をリリースした。

2021年秋の『Country Lane』のリリースより、今作『Laurel Wreath』につながるプロジェクトをスタート。

シングルを断続的にリリースし、セルフプロデュースしているそれらの楽曲と同様、自身で監督したミュージックビデオが注目を集めている。

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