児童が歩道橋デザイン、福岡 虹のように、段差低く

児童がデザインに関わった福岡県水巻町の「頃末歩道橋」=2日

 児童がデザインに関わった県道にかかる歩道橋が福岡県水巻町で完成した。事業主体の県がワークショップを地元で何度も開き、子どもたちから得た「虹のような橋を」「段差を低くしてほしい」といった意見を反映させた。パブリックインボルブメント(住民参画)と呼ばれる手法の一環で、各地の公共事業で徐々に広がりつつある。

 2日に供用開始された同町の頃末歩道橋は町のシンボル、コスモスに合わせたピンク色で塗装され、通路幅は約2メートル、長さ約64メートル。事業費は約4億円。

 町立頃末小前の県道帯は幅が約28メートル。「子どもが中央分離帯に取り残されることがあり危ない」などの意見が寄せられていた。

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