国民・玉木雄一郎代表 連立政権入りは「またひとつ、次元の違う話」「ハードルの高さ違う」会見で質問集中

国民民主党の玉木雄一郎代表(54)が5日、国会内で定例会見に出席。政策次第では与党にも協力する姿勢を示す玉木氏が2日の代表選で再選し、同党の連立政権入りが浮上していることについて「またひとつ、次元の違う話かと思っております。もちろん政策的に進めるべきところは進めていきたいというふうに思ってますけれども、選挙についても一定の調整が必要になってきますので、なかなかちょっとそこは別の、ハードルの高さの違うものだなと思います」と述べた。

自民党の茂木敏充幹事長(67)は4日、記者団に「国民民主党とは、これまでも政策面で一致することが多かった。玉木氏は政策を前に進めるために協力できることは協力したいと話しており、今後のことは改めて考えたい」と語るなど、連立が取り沙汰されている。

この日の会見では、記者団から自民との連立に関する質問が集中した。玉木氏は「具体的なそういったお話もありません。報道でいろんなことを書かれておりますが、支えていただいている皆さんのご理解を得ながらいろんなことは前に進めていかなければならない」と強調。「連立ありきというものではないので、とにかく政策実現のために各党各会派、政府…あらゆるところに呼びかけをしていきたい」と、これまでの姿勢を崩さなかった。

2日の代表再選後、榛葉(しんば)賀津也参院議員(56)の幹事長続投を決めた玉木氏。「幹事長と相談をしながら、詳細を詰めているところ。衆院選があるかもしれないという緊張感のもとで、とにかく選挙態勢の強化をしていきたい。戦いに挑める新体制で臨んできたい」と、8日の両院総会で承認を受けた後、新体制をスタートさせたいとした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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