大河ドラマ「どうする家康」第35回・欲望の怪物

江戸幕府初代将軍・徳川家康の生涯を松本潤主演で描く大河ドラマ『どうする家康』(NHK)。「欲望の怪物」と題する第35回(9月17日放送)では、秀吉から北条・真田の手綱を握る役目を任された家康が、大坂を発つ前夜にある人物と出会う。

豊臣秀吉(左、ムロツヨシ)と徳川家康(松本潤)(C)NHK

打倒秀吉を誓ったはずの石川数正(松重豊)が豊臣方に出奔し、徳川家中に衝撃が走った前回(9月3日放送)。片腕だった数正が敵についたということは、秀吉に手の内を知られたも同然となり、家康は追い詰められる。

だが、そこに未曽有の大地震が発生。両軍戦どころではなくなるも、何とか家康を上洛させたい秀吉は、妹の旭(山田真歩)を家康に嫁がせ、さらには老いた母まで人質に差し出す。秀吉に屈服するか、全面対決するかの二択を迫られた家康は、数正の隠された真意に気付き、ある決断をするのだった。

第35回では、家康(松本潤)の上洛と引き換えに、人質として母・仲(高畑淳子)を岡崎へ送った秀吉。妻の寧々(和久井映見)や弟の秀長(佐藤隆太)を紹介したうえで、諸大名の前でひと芝居打ってくれと家康に頼みこむ。

秀吉から北条・真田の手綱を握る役目を任された家康は、大坂を発つ前夜にあるひとりの男と出会い、興味を持つ。それは豊臣一の切れ者と名高い石田三成(中村七之助)で・・・。

本作は、戦国の世に翻弄されながらも天下統一を決意した男が、襲い来る窮地に次々と決断を迫られながらも、個性派ぞろいの家臣団と力を合わせて生き延びてゆく物語。放送はNHK総合で日曜・夜8時から、BSプレミアムは夕方6時から、BS4Kでは昼12時15分から。

なお、9月10日は『ラグビーワールドカップ2023』日本 対 チリ戦の放送(ゲストで岡田准一がスタジオ及び副音声出演)のため、『どうする家康』は休止。次回はその翌週、17日の放送となる。

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