大谷、右脇腹痛で欠場 監督「かなり痛みがある」

試合前の打撃練習中ハーフスイングした後、体の右側に手をやるエンゼルス・大谷。ここで練習をやめ、ベンチ裏に引き揚げた=アナハイム(共同)

 【アナハイム共同】米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平が4日、試合前の練習で右脇腹を痛め、本拠地アナハイムでのオリオールズ戦を欠場した。欠場は5月2日以来で、ネビン監督は「かなり痛みがある。明日(5日)の午前に検査を受ける」と説明した。右肘靱帯損傷で今季残りの登板なしは決まっていたが、レギュラーシーズンは残り1カ月を切り、検査の結果次第で打者としても今季終了の可能性がある。

 大谷は当初「2番・指名打者」で出場予定だった。しかし、珍しく行った屋外でのフリー打撃で低めの球をハーフスイングした際に顔をゆがめ、練習を切り上げた。その後、球団から先発を外れることが発表された。

 フリー打撃と同時刻に取材に応じた代理人のネズ・バレロ氏は、大谷の右肘靱帯について、2018年に手術を受けた箇所とは異なると説明した上で「何らかの治療行為は不可避。それがいつ、どのようなものになるか情報を集めている」と述べた。2度目の再建手術に踏み切るかどうかは明言を避けた。「二刀流」での復帰を目指して治療を進めることを強調した。

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