東京原油、連日の高値更新 1キロリットル7万8千円突破

 5日の東京商品取引所で中東産原油の先物が値上がりし、株価終値に相当する指標価格の清算値が1キロリットル当たり前日比550円高の7万8170円を付けた。前日に続いて年初来高値を更新し、昨年11月8日以来約10カ月ぶりに節目の7万8千円を突破した。

 外国為替相場の円安ドル高傾向が主な要因。日本は原油輸入の際にドル建てで買い付けるため、円安が進むと円建て換算した価格が上がるとの見方が改めて広がった。

 主要産油国が減産姿勢を強めることへの警戒も根強かった。先物価格上昇の影響で国内レギュラーガソリンが一段と値上がりする可能性がある。

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