猫を驚かせてしまう『危険なアイテム』4つ!使用時はどう気を付けるべき?

1.掃除機

掃除機を出すと、どこかへ隠れてしまうという猫は多いのではないでしょうか。ほとんどの猫が掃除機は苦手なようです。その理由は、猫が大きな音が苦手だから。猫にとっては何をするものかわからず、突然大きな音をたてて動いている掃除機は恐怖でしかありません。

掃除機が猫に直接危険を及ぼすということは少ないですが、猫がストレスを抱えてしまう恐れはあります。ストレスをためてしまうと、体調不良にもつながるため頻繁に掃除機をかける場合は注意が必要です。

掃除機をかける際は、猫が別の部屋へ移動できるようにしたり、隠れる場所を用意しておいてあげて下さいね。

2.動くおもちゃ

音や光に反応して動くおもちゃやラジコンも、猫を驚かせてしまうことがあります。猫は不意に動くものが苦手なので、びっくりして飛び上がってしまうかもしれません。怖がらせたり、不安にさせたりしてストレスになってしまうことがあるので注意しましょう。

猫用のラジコンおもちゃもありますが、遊ばせる際にはやはり注意が必要です。ネズミ型をしたラジコンおもちゃなどは狩猟本能が刺激されてよく遊ぶようですが、大きすぎる場合は怖がってしまうこともあります。猫が嫌がる場合は無理に遊ばせないようにしましょう。

また、かじっているうちに壊れて中の細かいパーツが出てきてしまうことがあります。それを猫が飲み込んでしまう危険性もあるのです。遊ばせる際は必ずそばで見守り、遊んだ後は片付けましょう。

3.しつけ用スプレー

猫のしつけ用スプレーは、猫が嫌がるにおいをつけたスプレーです。猫に立ち入ってほしくない場所に吹きかけておくと、猫が近寄らなくなるというものです。イタズラの防止に効果があるとされていますが、使い方には気を付ける必要があります。

猫に直接吹きかけることもありますが、この場合は、嫌なことをしているのが飼い主だとわかると信頼関係が崩れてしまうことがあるので要注意です。また、部屋中至るところに吹きかけると、猫がストレスを抱えてしまいます。

しつけ用スプレーは、市販されているものだけでなく手作りすることもできますが、猫が嫌がるにおいの中には、体に害を及ぼすものもあるため気を付けましょう。特にアロマオイルは種類によっては猫が中毒を起こす危険性があります。

4.殺虫剤

うっかり、猫がいる部屋で殺虫剤を使ってしまっていませんか。市販されている殺虫剤の多くは、哺乳類にはほとんど害がないとされていますが、それでも猫の近くで殺虫剤を噴射すると驚かせてしまうでしょう。

猫は嗅覚が優れているので、殺虫剤のにおいで体調に変化をきたす恐れもあります。

殺虫剤を使用する際には、猫を離れた場所につれて行き、換気をしてから噴射しましょう。最近では無香料やペット用の殺虫剤も販売されているので、それらを使用するとより安全かと思います。

まとめ

日々の生活の中で、猫をびっくりさせてしまうものは案外多いもの。私たち人間には何でもなくても、嗅覚や聴覚が優れ、警戒心が強い猫にとっては脅威になることもあるのです。

それらの中には、どうしても使用せざるを得ないものもあると思いますが、猫を驚かせることのないように充分気を付けながら使用しましょう。

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