老朽化進む宮城県第二総合運動場 有識者が現地を視察

宮城県の体育施設のあり方を検討するため、完成から42年が経過した県武道館などが入る県第二総合運動場で施設の現状を確認するため現地視察が行われました。

太白区根岸町にある県第二総合運動場は、1981年に完成した5階建ての県武道館の中に柔道、剣道、弓道の道場を備えているほか、敷地内にはクライミングウォールなど5つの施設があります。

大学教授やスポーツ団体の代表など4人の有識者による検討会の2回目の会合が開かれ、完成から42年が経過した県武道館などの現地視察が行われました。

視察では車いす利用者などが施設に入る際のスロープやエレベーターが無くバリアフリー化が進んでいない点や、道場内の空調設備が整っていないことなどの現状を確認しました。

有識者会議天野和彦座長「現代の利用者の方のニーズには沿っていないのは間違いないことなので、その点に関しては改修していく必要が大いにあると感じた」

有識者による検討会は年内にあと3回会合を開き、県第二総合運動場の整備の方向性をまとめる方針です。

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