不祥事、視察委に報告を 名古屋刑務所の暴行受け、法務省

法務省

 名古屋刑務所(愛知県みよし市)で刑務官が受刑者に暴行を繰り返していた問題を受け、法務省が、不祥事などを公表する可能性がある場合、刑務所運営を監視する刑事施設視察委員会に事前に報告するよう、全国の刑務所や拘置所などの施設長に通知したことが5日、同省への取材で分かった。4日付。

 関係者によると、名古屋刑務所の暴行問題では、暴行疑惑を把握した視察委に説明を求められた刑務所側が「そのような事実はない」と、事実と異なる回答をしていた。公表前の情報開示を避けたとみられる。法務省は、今後は視察委と迅速に情報を共有するとしている。

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