酒類販売にマイナカード活用 音楽イベント会場、実証実験

記者会見する河野デジタル相(右)=5日午後、デジタル庁

 デジタル庁は5日、マイナンバーカードの民間での活用拡大に向け、音楽イベントの会場での酒類販売にカードの本人確認機能を活用するなど複数の実証実験を今月中旬から順次始めると発表した。同庁はチケットの高額転売防止への活用も検討しており、事業者と調整を進めている。

 酒類販売での活用は、16日に福島県南相馬市で開かれる音楽イベントで試す。事前にチケットとカードの本人情報をひも付け、会場入場時に年齢確認ができた人にリストバンドを配布する。

 30日から10月1日まで東京都江東区で開催される音楽イベントでは酒類販売以外に、特設エリア入場時の本人確認でもカードを使う。

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