朝ドラ・波多野のまさかの告白に、SNSショック「野宮さん…」

裕福な造り酒屋で生まれ育った主人公が、植物学に向き合ううち学問の世界へと没頭する姿を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。9月5日放送の第112回では、友人の波多野が万太郎に苦しい胸の内を打ち明けるシーンが描かれた(以下、ネタバレあり)。

竹雄と綾の屋台で、賑やかな夜を過ごす万太郎(神木隆之介)たち (C)NHK

上京してきた万太郎(神木隆之介)の姉・綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)。2人の屋台でふるまわれる故郷・高知の料理に、万太郎と助手の虎鉄(濱田龍臣)は大喜び。さらに、波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)に、綾と竹雄は酒造りのため「醸造の研究をしている先生を探している」と相談すると、以前から菌の研究がしたかった藤丸は協力したいと申し出る。

その頃、波多野は共同で研究していた野宮(亀田佳明)が大学に辞表を出そうとしていることを万太郎に明かす。野宮が画工出身であることから2人の研究成果が疑われたという経緯を知った万太郎は、「野宮さん。あなたは去るべき人じゃない」とひとり呟くのだった。

今回の放送では、波多野と野宮が共同でおこなったイチョウの精虫の研究が世界から疑われ、日本国内では波多野1人の功績にするよう強要されたことが明らかに。

先週の放送で2人が大発見に沸いていた姿が描かれていただけに、SNSでは「野宮さんと波多野くん、双方共にきっついなぁ」「野宮さんは退職しちゃうのかな・・・」「野宮さん・・・頑張って技術も知識も磨いてきたのになぁ」など、ショックを受けた人が多数続出していた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。9月6日放送の第113回では、野宮が万太郎一家を訪ね、万太郎はまた植物採集旅行へと出る。

文/つちだ四郎

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