【台風情報】日本の南の海上で「台風13号」が発生 気象庁発表 北上して東日本に接近のおそれ 海外進路予測との比較も

台風13号発生 北上して東日本に接近のおそれも

気象庁は5日午後9時、日本の南の海上にあった熱帯低気圧が台風13号になったと発表しました。中心付近の最大風速が17.2m/s以上となって台風の発表基準に達しました。

気象庁

台風13号は6日午前6時現在、日本の南の海上にあって中心気圧は1000hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sで時速15km/sで北北東へ進んでいます。

台風13号はこのあと北上を続ける見込みです。8日未明には八丈島近海を中心とする予報円に、9日未明には関東の東の海上を中心とする予報円に達する見込みです。その後も北東方向へと進んで行く予想となっています。

アメリカ海軍

アメリカ海軍の進路予想も気象庁とほぼ同様の傾向です。

アメリカ&ヨーロッパモデルの進路予想は

気象庁の進路予想で示される予報円は「その時刻に台風の中心が入る確率が70%」であることを意味しています。予報円の大きさは進路予想のブレ幅を表しています。

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

アメリカ海洋大気庁

ヨーロッパ中期予報センター

アメリカ海洋大気庁やヨーロッパ中期予報センターの進路予想も大まかな傾向は気象庁と同様です。北上して日本の東の海上を北東進する予想です。

気象庁、アメリカ、ヨーロッパのいずれの予想も、台風13号はさほど発達させない予想となっていますが、暖かく湿った空気をもたらします。また、日本の西からは気圧の谷が近づいて前線も予想されています。雨の降り方には注意が必要となりそうです。

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