
トルコを訪問中の西村康稔経済産業相は5日、イスタンブールで同国のボラット商務相と会談した。終了後に記者会見し、トルコと経済連携協定(EPA)交渉会合を「早期に再開する」ことで一致したと明らかにした。新型コロナウイルスの流行やトルコ地震などの影響で、2019年10月以降、交渉会合の開催が滞っていたという。
日本とトルコは12年にEPAに向けた共同研究を始め、14年に交渉を開始。西村氏は、交渉入りから長期間がたっており「論点はかなり明確になってきている」と指摘した。閣僚会合の場なども活用し「必要に応じてハイレベルの協議をしたい」と語った。