サウジ減産、年末まで延長 100万バレル規模、ロシアも

サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設=2019年10月、サウジアラビア東部アブカイク(ロイター=共同)

 【ミュンヘン共同】中東最大の産油国サウジアラビアは5日、7月に始めた日量100万バレルの自主的な原油減産を年末まで継続すると明かした。ロシアのノバク副首相も、原油輸出量を1日当たり30万バレル減らす措置を年末まで延長すると表明した。国営サウジ通信などが報じた。

 この報道を受けて、国際指標であるニューヨーク原油先物相場は一時、1バレル=87ドル台まで上昇した。需給の逼迫が意識された。

 国営サウジ通信はエネルギー省関係者の話として「さらに減産するか増産するかといった方針は毎月見直される」と報じた。

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