スペインの女子サッカー監督解任 会長キス騒動の余波か

7月、記者会見するスペインのビルダ監督(右)=ウェリントン(共同)

 【パリ共同】8月にサッカーの女子ワールドカップ(W杯)で優勝したスペイン代表のビルダ監督が解任されたと5日、ロイター通信が報じた。同監督は、選手の口にキスをした問題が批判を集めているスペイン連盟のルビアレス会長と関係が近いとされている。

 ビルダ監督を巡っては昨年、15選手が指導方針への不満を理由に代表を辞退する騒動があった。W杯は1次リーグで日本に0―4と大敗したが、決勝トーナメントで立て直して初優勝に導いた。

 スペイン連盟は5日に、国際サッカー連盟(FIFA)から暫定資格停止処分を受けているルビアレス会長の言動を謝罪する声明を出した。

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