避難所 猛暑は想定外 石狩管内の自治体、防寒対策優先 冷房整備は進まず 胆振東部地震5年

胆振東部地震では札幌市内の避難所にも多くの避難者が身を寄せた。今後は猛暑下の災害を想定した災害弱者の熱中症対策が求められそうだ=2018年9月

 胆振東部地震の発生から6日で5年を迎える。石狩管内でも防災対策が進むが、被災者が身を寄せる指定避難所での熱中症対策は、各自治体ともほぼ手付かずのままだ。これまで冬季の防寒対策を優先的に進めており、今夏のような記録的な暑さは想定外。大半で冷房が整備されておらず、専門家は対策の必要性を指摘している。

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