【移籍】リバプールがエムバペ獲得へ「クロップを敬愛」。日本代表MF遠藤航とチームメイトに!?

いまだ燻るモハメド・サラーのサウジアラビア移籍が実現すれば…。

イングランド・プレミアリーグのリバプールFCが2024-25シーズン、フリートランスファーになる可能性のあるフランス1部パリ・サンジェルマンのキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)の獲得を検討しているという。レアル・マドリード移籍、あるいはパリSGとの契約延長の話が出ていたなか、「第3の選択肢」が浮上した。

2024-25シーズンの契約延長オプションを行使しないならば、今夏に移籍するようナセル・アル・ケライフィ会長から迫られていたエムバペだが、シーズン開幕戦で和解。パリSGに今季残留し、戦列に戻ることが決まった。

すると一部報道では、エムバペがその延長オプションを行使し、さらに複数年契約を改めて結ぶのではないかとも報じられている。

一方、やはり書面で残る契約内容が優先され、1年後にフリーになる可能性も残る。エムバペが憧れてきたスペイン1部レアル・マドリードに移籍することが、決定的だとも言われ続ける。

そうしたなかフランスメディア『ゲット・フットボール』が9月5日、フランス有力紙『レキップ』の情報を引用。「リバプールがこの24歳にとって選択肢の一つとして残っている」と伝えた。

記事によると、パリSG経営陣とのわだかまりが以前残るエムバペだが、本来約束されていた多額のロイヤリティの受け取りを辞退することで、自身の今後の道を切り開いたという。そしてレアル・マドリードだけでなく、さらにリバプールがオファーを出す準備を進めているというのだ。

リバプール首脳陣は2017年夏まで在籍したASモナコ時代のエムバペとも面会(コート・ダジュールの飛行機)していて、両者の関係性は決して悪くないという。しかもエムバペはクロップを敬愛し、彼のファンであるとも公言している。

また『リバプール・エコー』はこの話題について、9月7日が期限であるサウジアラビアの移籍市場で(あるいは今後の冬のマーケットもある)、モハメド・サラーのアル・イテハド移籍が実現したならば、約370億円とも言われる多額の移籍金を、このエムバペ獲得のプロジェクトに活用できるとも見ている。

『90min』はまたエムバペを巡る情報として、ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏の「レアル・マドリーにとって打撃となり得るキリアン・エムバペとパリ・サンジェルマンの間での契約延長を巡る初期交渉が行われている。それには2024年の退団条項が含まれる可能性がある」とのコメントを伝えている。

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さすがにエムバペが、再びレアル・マドリードに恥をかかせるようなことはないと思われるが……。一方、レッズとクロップ監督が本気で口説きにかかれば、世界最高峰のプレミアリーグで優勝を目指すミッションに、フランス代表エースの純粋にフットボーラーとしての血が騒ぐ可能性は大いにあるか。このほどリバプールに加入した日本代表MF遠藤航と共に、二人揃ってアンフィールドのピッチで戦う日が訪れるかもしれない。

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