県の台湾訪問団に同行 写真で紹介 活動や観光地、グルメ

台湾の若者の人気を集める台北市中心部の西門町。“台湾の原宿”とも言われ、ショッピングやグルメスポットが並ぶ

 観光プロモーションなどのため8月24~27日の日程で台湾を訪れた岡山県訪問団。観光セミナーや果物フェアを開き、現地関係者から好反応を得た。訪問団の活動や台北市内の観光地、グルメを写真で紹介する。

 ◇

 街は若者や観光客であふれ、活気に満ちていた。

 台北市中心部にある西門町は“台湾の原宿”とも言われ、ショッピングやグルメスポットが並ぶ。街角のあちらこちらでダンサーや大道芸人の姿が見られ、午後10時を回っても人の波が途切れる気配はない。

 近くの寧夏夜市にも足を運んだ。屋台には強烈なにおいを放つ臭豆腐をはじめ、野菜や果物など庶民の味がずらり。人気B級グルメの鶏肉飯(ジーローハン)をいただくと、香ばしいたれの香りが口の中いっぱいに広がった。

 県訪問団が開いたセミナーには30人を超える現地の観光関係者が参加し、伊原木隆太知事と名刺交換する姿も。百貨店とスーパーで開いた果物フェアも大盛況で、「岡山県産のブドウは大きくて大好き」「白桃は甘くとろけるような食感がすごい」といった声が聞かれ、県民として誇らしかった。

夜市は台湾の名物の一つ。屋台が数百メートルに渡って並び、さまざまな料理が楽しめる
鶏肉飯(右)は人気B級グルメ。割いた鶏肉をご飯にのせ、香ばしいたれをかけて食べる。価格は200円程度と手頃だ。左は野菜炒め
台北市中心部にある総統府。日本の首相官邸に当たり、日本統治時代の1919年に完成した。赤れんがの洋風建築が目を引く
岡山県が開いた観光セミナー会場で、旅行会社の担当者と名刺交換する伊原木知事(左)。終了後の取材に「岡山への具体的な旅行プランも聞け、手応えを感じた」
岡山県主催の果物フェアで伊原木知事(左から2人目)から試食用のブドウを受け取る女性。「岡山のブドウはおいしくて大好き」と笑顔を見せた
嘉美心酒造(浅口市)の純米酒「木陰の魚」。アルコール度が8%と通常の日本酒より低く、飲みやすさから台湾でも人気という
台北市の交通事情は良いとは言えない。道路はオートバイであふれ、中心部の幹線道路の渋滞は慢性化しているようだ

© 株式会社山陽新聞社