勝みなみは新キャディを迎えて心機一転「上位に行きたい」

結果にとらわれずにプレーしたい(撮影/石井操)

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前(5日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

前週「ポートランドクラシック」で予選落ちし、悔し涙を流した勝みなみは翌日もコースに現れ、パッティング練習場で再調整に励んだ。翌日曜日(3日)に移動し、月曜(4日)にコース入り。「ショットは全然悪くなくて、本当にパター次第。入ってくれれば予選は通れると思うし、上位にもいける。頑張りたい」。しっかりと気持ちを切り替えてきた。

ショットの調子は上々だ(撮影/石井操)

オレゴン州から東に移動し、到着したオハイオ州は「日本を感じるような暑さ」。湿度が58%、気温は30度前後。「風が吹いたら涼しいけど、熱中症には気を付けたい」と警戒する。コースの感触も前週と比べて「今週は雨が降らなさそうなので、だんだん(地面は)硬くなっていくんじゃないかな。きのうはわりと(グリーン上で)ピタッと止まったけど、きょうは乾燥してきている。日に日に難しくなっていきそう」と予想を立てた。

今週はドライバーを握る回数も少なさそう(撮影/石井操)

フロントナイン、バックナインでそれぞれ2つずつあるパー5では「ガンガン狙って行きたい」と目をぎらつかせる一方で、冷静なマネジメントも心がけた。「奥のピンだったら攻めていけるけど、手前のピンだったらちょっと距離を残して行こうかなって」。グリーン右手前に池が口を開け、520ydある12番のパー5は「私は無理して狙って行かなくていいんじゃないかな」と考えている。

今週初めてジェームズ・ウォルトさんとタッグを組んで臨む(撮影/石井操)

2週前のカナダでも決勝に残れず、連続予選落ちに2試合でピリオドを打ちたいところ。「上位に行きたい気持ちはある。楽しく回りながら今できることをやって、上位を狙って。結果的に上位だったというのが自分的にはベスト。そういう風にできれば」。今大会から新たなキャディ、ジェームズ・ウォルト氏とタッグを組んだ。心機一転で臨む。(オハイオ州シンシナティ/石井操)

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