国民民主党代表選挙!立憲幹事長・岡田克也氏はどう見る?維新の勢いは三重まで届く?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年9月3日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の岡田克也氏をお招きし、国民民主党代表選挙や地元・三重での維新の動きについて語っていただきました。

岡田氏が国民民主党代表選挙に思うこととは?

※収録は国民民主党代表選挙の開票日より前に行いました。

【このトピックのポイント】
・玉木氏と前原氏の路線論争は国民民主党にとって必要なこと
・代表選挙はどちらが勝っても分裂は野党弱体化につながるのでして欲しくない
・岡田氏「維新の奈良県知事誕生は自民党のミス」三重は維新の県議ゼロ

岡田氏のプロフィールは以下の通りです。

「公のために生きたい」という思いをもって、大学卒業後は通産省(現経産省)に入省した岡田氏。やりがいはあったものの、より幅広い分野で決定権のある仕事をしたいと考えるようになり政治家の道に進んだとのことです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして岡田氏に回答していただきました。

国民民主党代表選挙をどう見てる?

国民民主党の代表選挙は、与野党を超えて協議連携する政策本位を掲げる玉木雄一郎氏と、野党勢力の結集による政権交代を掲げる前原誠司氏による、党の方向性を問うものとなりました。

岡田氏は「路線論争は国民民主党にとって必要なことなので、大いにやっていただきたい」とコメント。党内で議論が尽くされることに期待を寄せました。

MC宮原健太は、維新が他党と距離を置いていることに触れつつ、前原氏が掲げる野党連携の実現可能性に言及します。岡田氏は「簡単ではない」としつつ「候補者調整をすることは可能だと思っている」とコメントしました。

岡田氏「与党を少しでも減らすという共通の目標を持って候補者の調整をすることは、十分に可能だと思います」

一方で、玉木氏の発言について岡田氏は懐疑的です。国民民主党が政権交代なしに政権を担う旨の発言に対し「自民党と連立を組む以外の選択肢はあるのか。連立を組むならはっきり言われたらどうか」と、党内で議論する必要性に言及しました。

代表選挙の結果は野党全体に影響することが考えられ、選挙後の動きにも注目が集まります。

岡田氏は「どちらが勝っても分裂だけはしてほしくない。(中略)双方が納得できるような路線を歩んでほしい」とコメントしました。

維新の勢いは三重でも?

関西を中心に維新が躍進しています。奈良県では大阪以外で初の維新公認知事が誕生し、奈良県議会でも14人の県議が誕生しました。

この要因について岡田氏は「奈良は自民党執行部のミス」とコメント。県知事選挙で保守分裂となったことが、県知事選挙だけでなく県議選挙にも影響したとの見方を示しました。

一方で岡田氏の地元・三重県の県議選挙では、大阪通勤圏である名張市で維新が善戦したものの3人の候補はいずれも落選。自民党と、立憲の流れを組む新政みえがほとんどの議席を獲得しました。

立憲と新政みえのように国政と地方で政党名が異なる点について問うと、「県議会と国政の課題は違うので必ずしも公認にこだわる必要はない」とコメント。

国民系の労働組合の中には立憲の色が強いことを避けるケースがあることを含め「ローカルパーティーとして連携できていれば公認にこだわらなくてもいい」との見方を示しました。

岡田氏「そういう風に言ったらこの前、党の議員総会で怒られましたけど」

時事ネタにヒトコト!

米政権 墜落事故でプリゴジン氏死亡と確信

ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者であるプリゴジン氏は搭乗したジェット機の墜落によって死亡したと見られています。

この一連の流れについて岡田氏は「民間の戦争する部隊を国が持っていたことが明らかになった」とコメント。これにより、非人道的なことが行われたとしても、民間による行為となれば国に責任を問うことが難しくなるケースが起こりえます。

岡田氏は「今までの国際政治ではないようなことが起きている」と危機感をあらわにしました。

金正恩氏「大韓民国」呼称を使用 敵対姿勢鮮明に

北朝鮮の金正恩総書記は、演説で韓国を初めて「大韓民国」と表現。別の国家であることを強調することで、北朝鮮に強硬な韓国の現政権への敵対姿勢を示しました。

これにより南北朝鮮の和解、そして拉致問題や核ミサイルの問題の解決について「かすかな希望がほとんどなくなってしまった」と岡田氏。一方で「日本政府として話し合いで解決する道を諦めるわけにはいかない」と続けました。

北朝鮮とロシア、中国との関係がどう変化するのでしょうか。

岡田氏は、西側諸国と経済的につながりの深い中国についてはそこまで北朝鮮と親密にはならないだろうと予測。一方でロシアについては北朝鮮と置かれた状況が似ている部分もあることから、今後距離を詰めていく可能性があるとの見方を示しました。

動画本編はこちら!

立憲幹事長は国民代表選をどう見てる?国民に望むこととは?

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