岡田監督が岩崎優に代わる守護神起用目論む!5戦連続0封&防御率0.00の好投続ける阪神中継ぎ陣の救世主とは!?

ブルワーが5試合連続無失点&防御率0.00で守護神に名乗り

9月5日、バンテリンドームで行われた中日ドラゴンズ戦に、阪神タイガース2番手・浜地真澄に代わり、3番手でマウンドに上がったコルテン・ブルワーは、1回を17球で無安打無失点1四球。5試合連続無失点を記録し、1軍昇格後から防御率0.00を継続し、岩崎優に代わる守護神起用へアピールした。

9回、阪神タイガース2番手・浜地真澄に代わり、3番手でマウンドに上がったブルワーは、先頭打者の宇佐見真吾を4球目127kmカーブでショートライナー。続くビシエドにフォアボールを与え、1アウト1塁とランナーを背負う展開となるも、村松開人を4球目137kmスライダーでショートゴロ。最後は鵜飼航丞を4球目151kmカットボールでライトフライに打ち取り、中日ドラゴンズ打線を抑え込んだ。

ブルワーは、8月5日に入団会見を開き、阪神タイガース入りした150km前後で動くカットボールが自慢の右腕だ。13日に行われたウエスタン・リーグの広島カープ戦で来日初実戦に臨み、1回無安打無失点2奪三振と3者凡退に抑えていた。球速は最速151kmをマークし、変化球の制球も安定感を見せ、映像で確認した岡田監督も安定感のあるピッチングを評価していた。

8月15日からの2軍の中日ドラゴンズ戦へ名古屋遠征に向かう予定だったが、ブルペン陣の一角を担っていたケラーが家庭の都合で一時帰国するため、11日に登録抹消されたこともあり、ブルワーの順調な仕上がりを確認し、岡田監督が前倒し昇格を決め、1軍昇格。

1軍昇格を果たした8月15日の広島カープ戦では、試合中に雨が降り、マウンドはぬかるみ、球場のコンディションは決して良くなかったが、最速152kmを記録し、変化球のキレも抜群の投球で、スコアボードに「0」を刻み、上々の虎デビューを果たしたブルワーは、そこから5試合連続無失点。

9月3日のヤクルトスワローズ戦では、1-7と6点差のゲームを伊藤将司が完投したことで、ブルワーの守護神デビューは見送られたが、連戦連投で疲労が蓄積している岩崎優に代わり、接戦だった場合、岡田監督は9回のマウンドにブルワーを送り込む心づもりだった。

ブルワーには好投を継続し、疲労困憊の岩崎優を支える存在として、守護神のポジションに立ってもらいたい。

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