給食強要など不適切保育のこども園 「改善勧告」へ 県と市の特別監査で数十件の不適切な行為確認

三重県桑名市のこども園で複数の不適切保育が確認された問題で、県と市が改善勧告を出す方針を固めました。

桑名市の長寿認定こども園では、これまで市が行った立ち入り調査などで、給食を食べ切れなかった園児に対し保育士が約4時間にわたって食べるよう強要するなど6つの不適切な行為が確認されています。

県と市はことし6月から特別監査を行っていて、職員らへの聞き取りや帳簿の確認などを通じ、数十件の不適切な行為を確認したとみられています。これらの結果を踏まえて県と市は近く、こども園を運営する社会福祉法人に対し「改善勧告」を出す方針を固めました。県は7日、社会福祉法人の理事長に監査結果を報告する予定です。

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