【足利】8月に家富町から大沼田町の貸しスタジオ「アバンテトチギ」に拠点を移した音楽・生活文化教室「ヌーベル・スクエア足利」は3日、移転後初となる歌声喫茶「歌声さろん ヌーベル」を同スタジオで開いた。
歌声喫茶は2006年、西宮町、ピアノ講師亀田栄子(かめだえいこ)さん(75)らが「歌うことを通じて参加者に元気になってほしい」と開始。2、8月を除く毎月第1日曜に、ピアノの伴奏に合わせて全員で童謡や歌謡曲を合唱する。
会場の変更に合わせて歌声喫茶の名称も新たにした今回、普段の倍ほどの約75人が来場した。参加者は配布された歌詞集を片手に「虫の声」「少年時代」「お祭りマンボ」など計21曲を合唱。会場内は亀田さんの伴奏に合わせて気持ち良さそうに歌う人々の声で満たされた。
初めて参加したという山下町、主婦宮澤秀子(みやざわひでこ)さん(79)は「知っている歌を歌うことで元気をもらえた。また次も来たい」と話した。
亀田さんは「こんなに多くの人が来るとは思わなかった。ここでは初めての開催で行き届かない点もあったが、みなさん元気で楽しそうに歌ってくれてよかった」と目を細めた。
次回は10月1日午後2時から開催予定。参加費800円。(問)亀田さん090.4362.0332。