「一番エグい」、大友克洋によるAKIRAセル画展が大阪に

世界における日本アニメムーブメントの先駆けとなった漫画家・大友克洋。その代表作を自ら監督もつとめた劇場版アニメーション『AKIRA』のセル画展が、大阪・心斎橋で10月6日よりスタートする。

「心斎橋PARCO」で10月6日より開催される『AKIRAセル画展』

第三次世界大戦後の日本を舞台に、近未来の退廃と崩壊を描いたSF漫画『AKIRA』は、ペンタッチに頼らない緻密な描き込み、複雑なパースをもった構成など、1980年代を代表する作品であるとともに、以降の漫画界に衝撃的な革命をもたらした。そして、大友が監督をつとめた劇場版アニメーションはアニメ界にも大きなインパクトを与え、サブカルチャーの超重要作品となった。

今回おこなわれるのは、1988年公開の映画『AKIRA』のセル画展。展示は「NEO TOKYO」「NIGHTーMARE」「CATASTROPHE」と大きくシーンを分けて、映画の設計をも垣間見ることができ、来場者も撮影可能なフォトスポットでは、名シーンのひとつである「ナイト・ベア」のシーンを再現。また、全仕事を網羅した『大友克洋全集』を手にとって見ることができるコーナーも設置される。

先に開催された東京会場では、全日チケットが完売。SNSでは「はっきり言って『最』&『高』でした!」「人生で訪れた原画展の中で一番エグい」「情報量過多で頭も痛くなってきました。最高でした」「会場から出れないほどBGMが良すぎた」といった、来場者による感嘆と驚愕のコメントがあふれるなど、大反響となった。

会場では大阪限定グッズの販売や、東京会場で話題となった入場特典(全集印刷時のゲラ刷り)の配布も実施予定(なくなり次第終了)。同期間は10月6日~10月24日。入場料は1500円で事前予約制。時間は朝10時~夜8時(入場は閉場の30分前まで、最終日は夕方6時閉場)。会場は「心斎橋PARCO」14階のSPACE14にて。

(C)2023 MASH・ROOM (C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会

『AKIRAセル画展』

期間:2023年10月6日(金)〜10月24日(火)
時間:10:00〜20:00(入場は閉場の30分前まで、最終日は18:00閉場)
会場:心斎橋PARCO 14F SPACE14 (大阪市中央区心斎橋筋1ー8−3)
料金:1500円(事前予約制、予約方法は後日発表)

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