全国初の「大阪万博」常設店が大阪に、ミャクミャク人気は健在

2025年に開催される『大阪・関西万博』のオフィシャルストア第1号店が9月6日、百貨店「あべのハルカス近鉄本店」(大阪市阿倍野区)にオープン。開店と同時に多くの客が来店し、万博公式キャラクター・ミャクミャクグッズを手に取っていた。

入場制限がかかるほど、開店時から多くの客が訪れた

2023年4月に公式ライセンスグッズの販売が開始されていたが、万博開催の585日前に、全国初のオフィシャルストアが誕生。万博終了まで、グッズ販売とともに万博に関する「情報発信の場」をめざすという。

店内には雑貨・アパレルなど約180点が並び、そのうち新作は菓子類など約130点。なかでも、これまで発売初日に即完&転売が相次ぎ、ツイッターでトレンド入りするほど話題となったミャクミャクのぬいぐるみには、座ったポーズの新作(3960円)が仲間入り。開店時に訪れた客の大半が新作ぬいぐるみを手に取っており、早くも注目の的となっていた。

ミャクミャクについて、オープンニングイベントに登壇した吉村大阪府知事は「最初は『え、どうなの?』みたいな声もありましたが、今や万博の顔」、続けて2025年日本国際博覧会協会の事務総長・石毛博行氏も「全国的に万博より人気のミャクミャクなので、ともに万博を盛り上げていきたい」とコメント。

実際に売場にミャクミャクが「1日店長」として登場した際には、写真撮影をする人だかりができ、なかには歓喜の声を挙げる人も。1番目に並んでいた大阪市在住の60代の男性客は、約2万円の買い物を楽しんだようで、「小学生の時に前回の大阪万博に行きました。今回は『いのち』に関わるテーマが興味深く、延命など新たな技術が世界へ広がれば」と地元開催に期待を寄せていた。

オープン後には、1日店長のミャクミャクが客とのふれあいを楽しんだ

今後、オフィシャルストアは東京など全国展開を予定。新商品も随時展開予定だという。「2025大阪・関西万博オフィシャルストア あべのハルカス店」の場所は「あべのハルカス近鉄本店」タワー館2階イベントスペース(ウエルカムガレリア横)。営業は朝10時〜夜8時30分。

取材・文・写真/塩屋薫

「2025大阪・関西万博オフィシャルストア あべのハルカス店」

2023年9月6日(水)オープン
時間:10:00~20:30
住所:大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス近鉄本店タワー館2階 イベントスペース(ウエルカムガレリア横)

© 株式会社京阪神エルマガジン社