「面白いものから伝統的な技術、技巧的なものまで」 “春の院展” 11年ぶりに松山で開催 愛媛

国内最大規模を誇る日本画の公募展、「春の院展」が6日から愛媛県松山市内のデパートで始まりました。

今年で78回目となる「春の院展」。

松山での開催は11年ぶりで、会場のいよてつ髙島屋には日本を代表する画家の作品と一般公募の入選作などあわせて77点が展示されています。

最高賞の春季展賞に選ばれた斉藤博康さんの「想-北端-」です。

夕日に染まる北海道の風景が描かれ、穏やかな色遣いなどが評価されました。

また、愛媛出身の画家2人の作品も展示されていて、このうち、四国中央市出身、石村雅幸さんの「山祇の声」は生命力を感じさせる大木が繊細なタッチで描かれています。

宇和島市出身、松下明生さんの「摩天楼の道」は、ニューヨークの5番街をモチーフに単色で描かれています。

(日本美術院 同人・中村譲さん)
「面白いものから伝統的な技術、技巧的なものまでバラエティに富んだところなんかも、こんなものもあるんだと見ていただけたらと思う」

この「春の院展」は9月12日まで、いよてつ髙島屋で開かれています。

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