米ツアー目指す西郷真央 国内メジャー初Vで3年シード獲得なるか

開幕前日はプロアマ戦に出場(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子メジャー◇日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯 事前(6日)◇パサージュ琴海アイランドGC(長崎)◇6755yd(パー72)

メジャー初優勝を目指す西郷真央は開幕前日、プロアマ戦でイン9ホールをラウンドして最終調整を行った。「距離はそこまで長くないけど、ティショットが狭くてグリーンのアンジュレーションもある。風の影響も受けるのでかなり難しい」とコースの印象を語った。

大会の歴史に名を刻めるか(撮影/内山孝志朗)

3週前の「CAT Ladies」ではプレーオフで蛭田みな美に敗れたものの、今季最高の2位フィニッシュ。翌週「ニトリレディス」は13位で終え、今季初優勝は徐々に近づきつつある。前週の試合はスキップしてトレーニングと休養に充て、心身を整えて長崎に乗り込んできた。

1シーズンで4試合あるメジャー大会4試合のうち、特に「日本」がつく2つのタイトルへの思いは強い。「日本女子オープン」を含めて「(重みは)かなり感じる」とうなずき、「歴代覇者も偉大な方々ですし、『日本』とつくメジャーは頑張りたい試合のひとつ」。頂点への意欲をのぞかせる。

コースを入念に確認した(撮影/内山孝志朗)

昨季は年間女王に輝いた山下美夢有に並ぶ5勝を挙げながら、得られたシードは1年だった。ここまでメルセデスランキング44位。11月末から行われる2024年の米ツアー出場権をかけた最終予選会(Qシリーズ)への出場を表明しており、今大会を優勝することで得られる3年シードは魅力的だ。

「あまり考えないようにはしているけど、昨年はメジャーを獲れていないので、そういったもの(複数年シード)も持っていないですし、そういった部分でも結果としてそれが得られればいいなと思います」。挑戦の4日間が始まる。(長崎市/内山孝志朗)

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