韓国、震災虐殺の追悼碑設置阻止 ソウルの日本大使館付近で

6日、ソウルの在韓日本大使館付近まで運ばれた、関東大震災時の虐殺犠牲者を追悼するモニュメント(共同)

 【ソウル共同】韓国・ソウル市の日本大使館付近で6日、韓国のキリスト教団体が今月発生100年を迎えた関東大震災時に虐殺された朝鮮人犠牲者を悼むモニュメントの設置を試みた。道路を管轄する同市鍾路区は設置を認めず、警察が阻止した。区は「まだ設置申請が提出されていない状態」としている。

 団体は6日、日本大使館付近で集会を開き、虐殺問題を巡り「政府内に記録が見当たらない」とする日本政府に「虐殺を認定しろ」と声を上げた。旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像の付近にモニュメントを設置するとして、トラックに載せ近くの路上まで運んだが、警察に取り囲まれて動けなくなった。

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